結論から言うと、ドラゴンボール関連映画の最高傑作であり、娯楽アニメ映画としても名作中の名作なので、観に行こうかなーとかすこしでも思ってる人はすぐに観てほしい
※ネタバレします
ふたりともピッコロの道着みたいの着てっけど
キャッチコピーは「レッドリボン軍 超極秘作戦、開始!」「鳥山明 渾身の、超バトルアクション誕生!」
https://ja.wikipedia.org/wiki/ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
レッドリボン軍の復活、そしてティザーサイトの”C”の文字から、もう、アレやん、アレがついに復活しますやん
つまり、まりあんぬ(モーニング娘。牧野真莉愛)がかましたあのシーン、やるんちゃうか!?
これを見越して!?

まりあんぬの瞬間移動寸劇、カメラワークが完璧すぎてDBヲタも満足
と期待してたけど、冒頭すぐにこの世界はすでにセルを倒してるし、という事は実験施設で密かに育っていた幼生セルも破壊したということがわかるわけ
で、いまYoutubeで冒頭5分間の映像が公開されてるんだけど、これ5分の情報量!?ってくらい、すべてをまるっと説明しててすごい
というか、この映画、めちゃくちゃテンポよくて、集中力切れない
こんなのドラゴンボール映画じゃない!!!
そう、ドラゴンボール映画といえば、平和に暮らす悟空たちのところに、なんか惑星を破壊するレベルの敵がやってきて、1時間くらいワーワー言いながら戦うというのが定番で、観終わった後は「結局なんやってん」となりがちなんですけども、今回の『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』にはちゃんと”おはなし”がある!
それだけでドラゴンボール映画のなかでもトップクラスであると断言できる
脚本・鳥山明
まー、ちょっと同人っぽいけど、ええ脚本やん、誰が書いてんの…
鳥山明1人なん!!?
いや、実際にはアドバイザー的な人がいるとは思うんだけどさ、だとしても鳥山明天才すぎるやろって
漫画連載中は忙しすぎてアニメとは映画は勝手にやっててくださいって具合だったんかな
『ドラゴンボール超 ブロリー』公開1前年の2017年から制作が動き始めていた[17]。鳥山明の初期構想ではピッコロが主人公だったが、エグゼクティブプロデューサーの伊能昭夫の熱望により悟飯とピッコロが主人公となった[17][18]。脚本として出来上がるのに2年近くかかっている[17]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
事件の始まりから、しっかりフリを作って伏線を回収していくなど、脚本の作りが丁寧すぎる
冒頭のポンコツ車を運転してるだけのモブかと思ったら幼稚園の先生だったりね(きゃわゆい)
ピッコロのクレバーなキャラって原作ではスパイス的な扱いで終わることが多いけど、今作ではメタルギアソリッドばりに組織に潜入したり、ブルマと連携したり、パンにやさしすぎるDBの子守担当っぷりも発揮
そのへんも新鮮で面白い
ピッコロを素直に応援できるというね
サイコパス多いからな、この作品は
というか、登場するキャラに登場する意味があるというか、ちゃんと役割があるの、地味にしゅごくない?
この感覚、、、鳥山明〇作劇場やんけ!!
っぱコメディ短編の鳥山明よ
全編3DCGのアニメーション
予告からもわかる通り、この映画、最初から最後まで3DのCGアニメーションなんですが、、、絵柄的には全然普通のセルアニメというか、トゥーンレンダリングよりもセルアニメっぽい
3DCGだからオブジェクトごとのモーション付けまくれるから、とにかくキャラが動く
パンが倒れた誘拐犯の足を飛び越えて靴を「ツンツン」とつついたりするところね、本来ならボンヤリ立ってても問題ないシーンでも動きまくり
パンの可愛さは異常だった
これは、バンダイナムコのDBゲーム「カカロット」などで培ったセルルックのノウハウであり、東映アニメーションのプリキュアEDダンスモーションの蓄積であり、ジャンプ関連で言うならアニメーターも嫉妬したNARUTOの3D格闘ゲーム『ナルティメットストーム』の革新、それらすべてが源流となった大河の到達点なんですよ
そりゃエンドロールに堂々とアンリアルエンジン表示されます
ということで、この神・監督は誰やねん
ノルウェーの絵本が原作のKUBBE(キュッパ)や、プリキュアシリーズのエンディングのアニメーション、また、NHKの音楽番組「みんなのうた」やEテレのアニメーションなどを制作している。
https://ja.wikipedia.org/児玉徹郎
プリキュアやってますよねー!!!
ただ、謎なブルマのちょいお色気みたいのはいらんよな
まあCGが動くゆえに出てくる生々しい感覚だからかもしれんが
あと、鳥山明ファン的に熱いのは、セルゲームの回想シーン
そこだけ色の塗り方がジャンプ連載時の巻頭カラーの手描き塗りの色ムラを完璧に再現してて、思わず声漏れそうだったよね
当時はまだサインペンを水で溶かして使ってると思ってたけど、あのころにはすでに専用のインク使ってたん、最近知った
結局悟空?
この予告見たら、結局最後悟空が来て、ベジータも来て、合体して一億と二千年前から愛したりすると思うじゃないですか
悟空、ベジータ、ブロリー、破壊神ビルス、ウイス、この辺全部事件に関わらずという、素晴らしい英断
野沢雅子先生の一番好きなキャラは悟飯だからな!!!
大怪獣・セルマックス
はい、みんな大好きセルの宇宙最強版・セルマックスです
まず、ビジュアルをセル第2形態にしたの、素晴らしすぎる
そして今回のセル、シン・ゴジラの拡散ビームを全身から出します
おい、許可取ってんのか許可!!!
え、これ配給東宝やったっけ、東映アニメーションですけど!
いうて、鳥山明は特撮映画大好きだからな!
いまの単行本ではすべてオリジナルキャラに書き換えられてるけど、『Drスランプ』ではゴジラとかストームトルーパーなんかガッツリ出してたりしたわけよ
今では鳥山明のデフォルメウルトラマンのグッズが円谷ショップで公式に売られてたりするわよね
そのへんの、ダイナミックなパロディ、だいすし
そしてセルマックスと同じく本作の目玉、オレンジピッコロ
「なにか名前つけてくださいよピッコロさん」
「あえてつけるなら、オレンジピッコロかな」
いや、オレンジピッコロて!
森戸知沙希リスペクトかコレ―
オレンジピッコロも同人ぽい設定だけどな、スーパーナメック星人ってネイルと融合したとき名乗ってたんやっけ?
ガチムチで一撃一撃が重そうで、カッケーんよ
その、オレンジピッコロが、巨大化して、セルマックスとプロレス!
ウルトラマンやんけ!
シン・ウルトラマンで消化不良だった巨大怪獣とのプロレスを、まさかドラゴンボールで見られるとはな。。。。
というか、セルマックスの声、まさか本家じゃないよな
ギャースとしか言ってないけど、、、
セルマックス - 若本規夫
https://ja.wikipedia.org/wiki/ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
本家かーい
「かめはめ波でもなんでもいいから」のフリで、もちろんDBファンは悟飯が最後に何を打つか十分すぎるほどわかってたんだけど、やっぱそれっすよね、それ打ちますよね、って感じやな、うんうん
ガンマ2号 - 宮野真守
ドラマとしては正しい、正しいんだけど、しっかり正義のキャラを殺すの、珍しいなと
ドラゴンボールで生き返るにしても、自分の正義を信じて死んでいく自己犠牲の精神
それが人間を人間たらしめているものって、ダークフェニックスサーガでもシン・ウルトラマンでもテーマになってたわ
ジョークばっかり言ってるアイツが 信用できたりするんだ(七転び八起き)
一方そのころ
で、肝心の悟空とベジータだけど、破壊神様のとこで変身無しの御前試合をやってます
ブロリーはそれを見学
試合が終わって、ようやくブルマから連絡が来てたのに気づいたウイスがブルマと通話したときにはすべてが解決済み
で、結局何の用だったのかしら? と首をかしげるウイスで幕を閉じるんだけど
唐突なキテレツ大百科演出やめろ!!!
円がキューッッて閉じて暗転 やないねん
最後の最後までめっちゃおもろいやんけ!
まりあんぬに観てもらって、ブログですべて書き起こしてほしい
つづく
余談だが、第18作『ドラゴンボールZ 神と神』から第20作『ドラゴンボール超 ブロリー』までは20世紀フォックス映画が配給協力を担当していたが、同社の親会社の20世紀フォックスがウォルト・ディズニー・カンパニー傘下に入ったことにより2020年9月1日に解散したため[19]、本作の映画配給は東映が単独で行っている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
東映、これはひとり勝ちやろ
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