アイドル黙示録 中二ブログ

16ビートとともにあれ

アイドル戦国時代の終わりと、アイドル大航海時代宣言










あつはなついね








こぶしファクトリー&つばきファクトリーの合同ライブ”KOBO”のアンコールにて、二組が愛踊祭2018(国民的アニメソングカバーコンテスト)のアンバサダーに就任したということで、それに伴って二組で曲をやるって流れに、当然なりますわな
アンジュルムの『魔法使いサリー』、こぶしファクトリーの『オラは人気者』などありましたが、おう、この二組やぞ!何やるんや! って会場も固唾をのんで見守るなか発表されたのが『ひょっこりひょうたん島』



いや、『ひょっこりひょうたん島』て!!!



アップフロントの利権の一つだけども!
ゆーて、始まったらめっちゃ盛り上がる
知ってる曲ってのはいいわ、やっぱ
編曲もいいし
個人的にこのライブでいっちゃん盛り上がったかしれん(マヂヤデ)
で、その中でも一番興奮したのが、こぶしとつばきのラッパーがやるラップパート

<大海原へ大航海 こぶしとつばきでやりたい放題♪>

おぅ、思いっきりやってこい!全国から来たアイドル達ビビらせて来い!って、頼もしく思えたし、ワクワクした
これはあれやな、アイドル大航海時代の幕開けやなって
いままでいろんなアイドルたちが競い合って、少ないパイを取り合うゲームをやってきたんだけど、そのなかで多様化した日本のアイドルカルチャーを、つぎは積極的に外に向けて発信していく時代になったんだと
こぶしファクトリーとつばきファクトリーが手を組んだんだからしょうがない
ハロプロが公式にDA PUMPの『U.S.A』をカバーしたことに象徴されるように、もはやルールが変わってしまったのだから、戦い方も変わる
”配信”リリースという形もその新しいルールの一つなわけですね








こぶしファクトリー&つばきファクトリー『ひょっこりひょうたん島』配信スタート!
http://www.helloproject.com/news/8861/



ただ、マーケット側はなかなかその認識薄いということと、資本力がないところは厳しいということもあり、まだまだわかりやすいアイドルの提示方法というものに、つんく自身が駆り出されている状況
乗り越えるべき壁はいくつもある





では、これまで言われてきた”アイドル戦国時代”はいつ終わったのか
これに関しては、先日配信されたアンジュルム『夏将軍』で言及されています


アンジュルム『夏将軍』配信スタート!
http://www.helloproject.com/news/8893/


作詞作曲を担当した湘南乃風SHOCK EYE氏のtweetによると、この”夏将軍”はもちろん気象を擬人化した”冬将軍”のパロディであり、8/1生まれのアンジュルムリーダー・和田彩花のことであるとのこと









いや、ハッシュタグで会話やめと!
JUICE=JUICEメンバーか!


『夏将軍』の歌詞に<乱れた世をひとつにできる>という一節があるんですよ










”将軍”にかけてるとはいえ、さらに攻撃的かつアッパーなアンジュルムとはいえ、いわゆるアイドルに提供する曲でこの一節要る???
って通常はなると思うんですよ
でもこれは、スマイレージ→アンジュルムの歴史を俯瞰で見ると、必要
福田花音が拡散した”アイドル戦国時代”というパワーワードを、福田の同期である、スマイレージ初期メンバーの和田彩花が終結宣言を出す
美術史に出会った和田彩花が、アイドルとしての使命に目覚め、本人たち曰く”どん底”を経て、半信半疑のままネオハロプロの先陣を切り、『ドンデンガエシ』を成し遂げたからこそたどり着いた境地
彼女の世代が終結を宣言することが重要なのです
この、ワンピースばりの伏線回収


SHOCK EYE氏が曲を作るうえで和田彩花と語り合ったとき、「私たちはいろんな対バンをしてきた、そして圧勝してきた」というくだりは絶対に出たと思うんですね
だからこその”将軍”だったと
このアイドル戦国時代の終結宣言をもって、アイドル大航海時代へとシーンを進め、和田彩花はハロー!プロジェクトを去ってゆく
そういう流れの中で『夏将軍』を聴くと、やっぱりこれはアンジュルムのアンセムなんですよね


不謹慎ながら、今年の酷暑を予言したかのような、それでいて神々しい、エナジーに満ち溢れた曲
夏フェスでも盛り上がりそうだし、武器が出そろいましたね、天使長



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