アイドル黙示録 中二ブログ

16ビートとともにあれ

木梨憲武vs佐藤健 映画『いぬやしき』 観てきたぞ(ゝω・)vキャピ









OFFだったので、初日に観てきましたよん |mi|*・ω・)








原作は週刊誌の方で読んでて、ノリさんで映画化が決まった際、「ほーん、意外といいんじゃない?てか、ノリさんふけたなぁ」となんとなく思って、予告映像のハイスピードアクション観て、まあ、なかなか面白そうやな、このアクションがどんだけあるかわからんけど、暇だったら見とくかって感じで











結果からいうと、メタクタおもしろかった (´;ω;`)


特撮好きな人は絶対見たほうがいい><
てことで、ネタバレ感想やで




脚本


脚本は「ショムニ」とかやってたひとらしい
流れ自体はほぼ原作通りで、初期の対ヤクザのとことか割愛されとる
ラストの隕石も割愛、なので犬屋敷も獅子神も死んでない
なので、原作最後にあった、息子が父への誇りをもっていじめに立ち向かうとことか、娘の新人漫画賞受賞とか、母親がパート中に泣くとことかなし
原作では獅子神が飛行機を都庁にぶつけるシーン、獅子神のミサイルで爆破されるシーンになってる
都庁がツインタワーぽいので、9.11みたくなるのを避けたんかな
まあ、その辺は全然ええんよ、終わり方も、さわやかだし
ただ、父親を不審に思った娘が、父親を尾行して、父親=奇跡の人って気づくところがなかったので、そこは入れといてほしかったかな
でも全体的に、スピーディに、小気味よくまとまってて、結果的にアクション多めでいいです




監督


監督は、『GANTZ』もやってたらしい佐藤信介氏
いや、『GANTZ』との差よ!!!!
よく『GANTZ』からここまでもってけたなー
同じ原作者ものでもここまで違うかーっていうくらい
てか『BLEACH』もやるらしいので、全然期待してなかったけど、いちよ観てみよっかなって思いなおした








・・・・・・・・・・・
やっぱあかんか
てか、ルキアが、『無限の住人』のあいつかい! めっさ演技下手やん?


でもでも、『いぬやしき』は凄かったんです、まじ、リアルガチ、信じて
あれは大画面で見るからよかったのかな、だからみんな映画館で見てほしいの


最近は大泉洋主演『アイアムアヒーロー』も高評価だったので、作品の規模によって本当にブレがある監督ね
東宝の政治力学次第でどんな映画にもなっちゃう




役者


獅子神に惚れる渡辺しおん
なんでキラキラした、アニコスみたいな女やねん、ただのメンヘラにしか見えん
もっと地味な女おらんかったか―
二階堂 ふみ(23)
もうこの辺で高校生恋愛映画作んのやめてもらえませんかね。。。
娘の麻理は三吉彩花、元・さ学
原作ではロングだったけど、映画ではショート
クラスメイトに対して背が高いので、いや、原作でも高かったけど、てみてたら、171cmな
なかなかええやん
木梨氏が長身なので、このくらい身長あっても娘感あるし、現代っ子っぽい
そんで、あの嫌味な母親はだれが演じんの、って思ったら濱田マリね!
一人だけコントチックになっとる!
そんでミヤネ風MCは生瀬氏ね、ここもコントチック!
あと、獅子神(佐藤健)の母親が斉藤由貴で、獅子神が「俺が母さんを幸せにするから」って抱きしめるとこ、あそこだけなんか熟女層のための昼ドラみたくなってたけど!
その他のモブの人たちが一様に劇団臭い演技なのは何だったのか
戯画化の奥浩哉ぽいっちゃぽいけど




アクション


機械の体にされた犬屋敷と獅子神は、背中のバックパックで高速飛行しながら戦うんだけどさ
もう、このシーンが最高よね
東京のビル街を縦横無尽に駆け巡る
まじで縦横無尽
ビルの側面を走りながらチェイスしたり、これ『進撃の巨人』の立体軌道でやりたかったやつちゃうんか!
この高速飛行バトルを結構な尺使って見せてくれるから最高よね
あと、最後の都庁バトルで上半身裸の獅子神が犬屋敷を壁にたたきつけて、それが跳ね返ってきたのをまた殴ったりする一連のやつ、なんか3Dゲームの格闘っぽいな、って思ってたけど、この監督さん、コーエー『三國無双』制作にも関わってたんですね
謎が解けた




特撮感


原作では、作者の奥浩哉氏なりのギャグというかさ、乾いた感じのギャグというか、指鉄砲で「バン!」とやったら実際に拳銃が撃てるという、獅子神の攻撃があるんです
ネットでいうBANにも掛かってて、画面越しにVIPPER殺害もやったりするんだけど
後半、獅子神が街頭ビジョンをハックして新宿にいる人間をBANしまくるんです
映像的には、佐藤健が福田花音(スマイレージ)の「シンデレラレボリューション、バン☆バン☆バ~ン☆」ってだけのアクション
それに当たったひとは、頭なり胸なりから血が噴き出て倒れる
たったこんだけ
CGなんて、血をプシュッと出す、ただそれだけで成立するシーンなんだけどね
これを東京の背景でやると、ビジョンに大写しになってる佐藤健から少しでも離れようと逃げ惑う人たちって構図になって、そのシーンがパニック映画であり、ゴジラなんですよ
ただビジョンに佐藤健を当て込むだけで怪獣映画になってしまうのすごいアイデアだなーって
いうてゴジラだって、ゴジラ写ってなくても、人が大移動してるだけで成立するんだけど
配給は東宝ですから!
最初、東宝のロゴ出たとき、「お、円谷監督の、現代では再現不可の映像ロゴ、これってどの時点でデジタルデータにしたんかなー」とかぼんやり考えたりしたんだけど、しっかり円谷魂出ちゃってて草




木梨憲武VS佐藤健


木梨憲武 1962年3月9日(56歳)て!
全身が機械になるという、これを日本の映画でやろうとしたら、もうなにもかも嘘くさくなるやん?
でも、木梨氏のコメディ性がその虚構とリアリティの距離を縮めてる
やっぱあんくらい顔芸できないと成立せんよね
原作では本当によぼよぼのおじいちゃんなんだけども









そんで佐藤健ね

|||9|‘_ゝ‘)  電王の出てる!!

奥浩哉の漫画に出てくるサイコっぽいやつを完全に演じ切れてて素晴らしいよ
しっかり殺人鬼感出とる
いうて、電王だって佐藤はイマジンごとの性格を演じ分けてたしな
この佐藤健が後半、都庁戦では上半身裸で登場するんだけど、その均整の取れた肉体の神々しさ
獅子神は自分の能力を把握してから「神」を自称するんだけど、そのときは「お、やべーヤツ出てきたな」って感じやけど、その肉体を見せつけられると、まじで神っぽぃくて草生えますよ!
女の子キュンキュンするわ!









てゆー、女の子も、男の子も、特撮ヲタも見どころがある映画でした
日本型ヒーロー映画の新しいスタンダードだと思いましたよ、ほんと
あ、マーベルとぶつけて問題ないなって


金曜の池袋HUMAXシネマ、17:50の回を観たんですが、客全然入ってなくて、、、悲しいなぁ・・・



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