アイドル黙示録 中二ブログ

16ビートとともにあれ

黙示録ランク2017 楽曲編





黙示録ランク2017 楽曲編




今回も独断と偏見のランキングですよ








それぞれのグループで、楽曲リリースペースが減ったり、デジタル配信シングルだったり、映像リリースだったりと、いろいろと変化のあった2017年
つばきファクトリー、有線大賞新人賞・輝く!日本レコード大賞最優秀新人賞受賞おめでとう!





■ベスト楽曲



大好き100万点曲
ピーナッツバタージェリーラブ/カントリー・ガールズ







個人的な体験込みで、2017年中の愛のテーマ曲
錦糸町リリイベでの山木梨沙、BDイベの譜久村聖、ハロプロお嬢様クランのグランドマスターふたりにダーリン指さしいただいて、山木梨沙に至ってはイベント後、はじめて「地に足がつかない」状態を体験し、その後何日間も思い出すたびに幸せになるという
さらに歌詞とMVを合わせてみると、嗣永桃子・小関舞の愛の物語になっており、最高にいい曲
SATOYAMAイベントに行った際、ハロヲタの大半がひなフェスに行っている状態での、SATOYAMA会場でのアプカミフェスで、作曲者エリック・フクサキ氏のオリジナル『ピーナッツバタージェリーラブ』も聴けたし、いろんな偶然が重なって、可愛くて泣ける大好き100万点曲でした!



カントリー・ガールズ『Good Boy Bad Girl / ピーナッツバタージェリーラブ』リリイべ@オリナス錦糸町 2017.1.22 #country_girls
http://jc02.blog111.fc2.com/blog-entry-5437.html
SATOYAMA&SATOUMIイベント/ひなフェス2017℃-uteプレミアム @幕張メッセ 2017.03.26
http://jc02.blog111.fc2.com/blog-entry-5490.html
モーニング娘。’17譜久村聖BDイベント @ディファ有明 2017.10.30
http://jc02.blog111.fc2.com/blog-entry-5577.html




1位 初恋サンライズ/つばきファクトリー







千尋の谷を這い上がってきた、厳冬のサンライズ
つばきファクトリー結成直後、「つばきは推せる要素がない」とか、研修生含め大声でディスってたヲタの横で、つばきファクトリーのクリアファイルを無言で買っていた私の悔しさを、全部晴らしてくれた、つばきファクトリーのメジャーデビュー曲
サンライズジャンプというギミックも抜群の浸透度
℃-uteラストコンサートも、嗣永桃子ラストライブも、サンライズジャンプしに行ったというのが7割くらいでした




2位 ジェラシージェラシー/モーニング娘。’17
  目立ってDo Dance/ハロプロ研修生








『ジェラシージェラシー』はもう、すごいというか、まだこんな曲作れる!?ってゆー
モーニング娘。、ハロプロのラップ曲はキワモノ的に見られがちだけど、『Get up!ラッパー』発、『What's up? 愛はどうなのよ~』経由の『ジェラシージェラシー』の流れで見るとかっこよすぎる正統進化
小田ちゃんの正確無比な「コンプックスなら武器に変えてマイ努力よ裏切らないでケセラセラ」、野中氏ノリノリの「Now,What you hear is a not a test!誰かと比べイラってーる」も素敵
それを推進力にラップ担当だーいしの底力が発揮される感じ


『目立ってDo Dance』は完全に好き…
研修生曲、全部最強やん?
これを”自分の曲”って言える研修生達、いい財産だよ
アイドル曲を聴く理由がここにあるというか、そういう曲だね
ハロプロ研修生北海道『リアル☆リトル☆ガール』が純朴な処女性をベースにしているのに対し、『目立って…』の方は、ナンパも軽くあしらう都会の少女の処世術が児玉雨子文体で綴られているという、この対比にも注目
「惚れちゃっていいよ(いいよー)」っていう、カッコの部分のコーラス、完璧
リズムを完全に把握した雨子文体が、星部ショウ楽曲の脆弱性を埋めてる好例




3位 Fiesta Fiesta/Juice=Juice







デジタル配信曲ということもあり、世界ツアー先行シングルという側面の強い楽曲
メキシコでの海外ヲタのコールが日本に逆輸入されるなどの現象も
面白いことになってる間奏のやなみんダンスからの、ヒーローのように登場する段原瑠々のセクシーダンスがかっこよすぎて、好き
研修生魂響かせる「情熱を解き放とう」でラストオーダー未来少女の意地を見せつけた
ということで、エリック・フクサキがハロー!に吹かせた南米ビートの風が今後どう発展するかも、るーたんの成長とともに注目です




追記:
モーニング娘。'17『青春Say A-Ha』大好き
アルバム曲『Cho-Dai』は、森戸の情念感じる「ちょーだぁぁい…」が良かった




■ベストリリック



1位 ギターコード覚えても 歌詞がおもいつかない
   Good Boy Bad Girl/カントリー・ガールズ 作詞・児玉雨子


黙示録ランク2017 楽曲編

シン・キソラ




全ワナビー男子トラウマ級のパンチライン
最初にやなみんが歌うと「お、なんやねん、やなみ」って半笑いになっても、ラストのおぜちゃんが歌うと「すいませんでした」って萎縮しちゃいます
週刊文春の連載「考えるヒット」にて、近田春夫氏がこの曲のレビューをやった際も、グループや曲にはほとんど触れず、ほぼ児玉雨子の詞、それもこの部分に関しての言及だった
この前後の連載でJ-POP界隈でプロとして作詞しているのは秋元康くらいしか目立ったのがいない(でも秋元Pはアイドル曲でかなり空虚な歌詞しか書かないよね、どうせ売れるんだからもっと実験的なことやればいいのに、という流れ)という話題が続いてて、そこにきての児玉雨子の発見だったので当然ではあったけど
近田氏はハロプロMVに歌詞が出てくるの、毎回触れてくれます
その他、「スカートの尖ったプリーツが痛いよ」という、完全に乙女作家にしか出てこないフレーズなんかも、やっぱりすごいなって思いますよね




2位 「Rich」「Young」「Girly」「細い」
   ジェラシージェラシー/モーニング娘。’17 作詞・つんくRapU.M.E.D.Y.


黙示録ランク2017 楽曲編




ラップのこの部分、書いたのがつんくなのかU.M.E.D.Y.なのか知らないけど、ハロー!でしか聞けないこの感覚? テンションぶちあがりですよ
ほっそーいぃ~
とかくギャングスタラップの翻案版でしかなくなってしまいがちな女子ラップシーンにて、アイドルラップ曲もその影響下にあるとは思うんだけど、この感動をもっと共有したい




3位 ガセネタより厄介なのは事実ありきの盛り話
  Just Try!/つばきファクトリー 作詞・つんく


言葉がリズムに乗った時の謎の説得力
がっせねーったよりーぃやーっかーいなっのゎっ
じっじつーぅありきーぃのもりぃーっばっなしっ
この短いセンテンスに時代の雰囲気をフリーズパックして落とし込んでいるし、”もりばなし”とか歌詞にしちゃうの、やっぱつんく先生やなって
「人間とは如何なる者か」「寒い寒い言ってたって暑くもならぬ」「とにもかくもやってみなきゃ始まんない」
本当に、つばきファクトリーはデビュー曲でいい曲頂いたね




次点 せーの、みぎひだりっw
   『モーニングみそ汁』MV(キャンプファイヤー Ver.) 作詞・不明







おそらくダンスレッスンの時に出来た掛け声で、MV撮影時のリップシーンで使っているところが実際にMVとして出てきたもの
「モーニングみそ汁飲もうよ(せーの、みぎひだりっ)二人で(ちょきちょきちょきちょき)」と音源が流れると自然と脳内再生される




その他、研修生の配信曲『ありがた迷惑物語』の「ねえ私、そう思うでしょ」は、声帯を失い、腹式発声のトレーニングを重ねる中、自問自答がより多くなったつんくの内面が出ていておもしろい
研修生曲といえど、全力で挑んでいることが見て取れる


2017年のハロプロ楽曲には、今後雨子ちゃんと双璧をなすであろう、もうひとりの乙女作家・井筒日美(初恋サンライズ、FiestaFiesta)氏も参加し、ふたりの歌詞を見比べるのも面白いかも
井筒氏は乙女ゲームの主題歌などの歌詞を手がけており、マジ女子市場でやってきている方
「おろしたての8cmヒール履いた今日は…」というのも、つんく歌詞には出てこなさそうな乙女感がある




■ベストソロライン



1位 「こんな気持ち・・・初めて」 小片リサ


つばきファクトリー『初恋サンライズ』広告設置 @東京テレポート駅 2017.02.20




つばきファクトリー「初恋サンライズ」より
北川景子になりたかった女・小片リサが、その決して順風満帆とはいかなかったキャリアの全てをかけて挑んだセリフが、総ハロヲタサンライズジャンプの大号令となった
その瞬間、小片リサは、中野サンプラザだろうが、さいたまスーパーアリーナだろうが、青海特設ステージだろうが、武道館だろうが、会場の規模の大小を問わず、我々の霊的支配者となる




2位 今ならしたいことしていいわ 金澤朋子


黙示録ランク2017 楽曲編




Juice=Juice『Fiesta Fiesta』より
個人的には℃-ute『即 抱きしめて』の「ああ、すごいよ、すごいわ」に次ぐエロい歌詞なんだけど、それをかなともボーカルで聴けるという至福
語尾、ちょい上がる感じ、かなともスタイル




3位 涙も若人たちの必須 譜久村聖・生田衣梨奈


黙示録ランク2017 楽曲編




モーニング娘。'17『若いんだし!』より
もはやソロですらないけれど、これを9期のふたりが、工藤のために歌うってところがいいんですよ
その涙を、9期も流してきたよねっていう




その他、野中美希「私の覚悟」(弩級のゴーサイン)は鞘師を研究しているのが結果として現れて、さすが12期のボーカル選抜
前述した段原瑠々「情熱を解き放とう」(Fiesta Fiesta)は段原の必然性を無理矢理にも認めさせるものだし、デビュー一発目として完璧
小野瑞歩「君の愛に触れたい」(初恋サンライズ)は歌うたびに成長を感じられる(他グループ曲についてほとんどレビューをしない佐藤優樹が言及してくれたのも嬉しかった)
同じく『初恋サンライズ』山岸理子の「風がブランコ揺らす」はなんかクセになる




関連記事
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

Loading