アイドル黙示録 中二ブログ

16ビートとともにあれ

映画『ローガン』と『無限の住人』をハシゴして観たら同じ話だった #SMAP









どちらも超回復能力を持つ不死身の男が、頼ってきた少女を守る話だったんだけどさ







えりぽんX

おひさしぶり X-19こと、えりぽんX




15:00スタートの『ローガン』が終わるのが17:25
10mほど離れたところの劇場では17:35に『無限の住人』をやる


イケるっしょ!
ってことで映画の日だし、ノリで行ってみたンゴねぇ…




一言で映画の感想を言うなら



ローガン … 名作時代劇

無限の住人 … ダメ時代劇



2029年設定の『ローガン』のほうが時代劇っぽいのどういうことだ!
三池崇史、同じSMAPメンバー使った『十三人の刺客』は超超名作だったというのに、、、最後の大乱闘シーンとかその焼き増しにすらなってない…


以下、それぞれの感想(ネタバレ含む)




ローガン









かつて小学館コミックスで翻訳された『X-MEN』や雑誌『マーブルX(クロス)』を熱心に読んでた人でこの映画見てない人いたら、「こんなブログ読んでないで早く劇場へ行ってこい」とほっぺたひっぱたいてやりたい
これさ、特に人物の相関とか説明されないから、一般の日本人客には説明不足なところばかりだと思うんだよ
プロフェッサーXが世界最強のテレパスで、かつて「恵まれし子らの学園」を主催してたとか
ウルヴァリンことローガンがX-MENのなかでもはみ出しものだとかさ
この映画は、面倒な説明を省いた、もう、コミックそのものの世界が展開されるから!
半分ボケてしまったプロフェッサーXの面倒を見るのが結局はウルヴァリンってとこだけでも燃えるやんけ
そういうのはX-MENの知識が少しでもないとグッとこないじゃないの
しかもコミックコードとか無視しまくった鮮血シーンのオンパレード
X-23ことローラも、子供なのにガンガン追っ手を殺していく
そう、X-23!
この映画は半分はこのX-23に萌える映画なんだけどさ
ヒットガールなんかメじゃない凶暴さ





映画『ローガン』と『無限の住人』をハシゴして観たら同じ話だった #SMAP

シリアルとかポテチとか、コーンとか、とにかくガツガツ食うローラ









映画『ローガン』と『無限の住人』をハシゴして観たら同じ話だった #SMAP

二本のアダマンチウムの爪はまさしくX-23



で、また脚本が良く出来てるの
最後の最後まで「粋すぎィ><」ってなるから
あれってX-MEN関連のコミックではあるあるネタなんでしょうか、そこまで詳しくは知らんけど
あと、小太りの黒人少年の能力が電流なとことかちょっとおもろいやん


ハロヲタ的な見方するとさ、この、誰にも理解してもらえないローラが、自分と同じ能力を持つ大人のローガンに心を許す過程と、死に場所を求めてさまよいつつ、プロフェッサーXの世話をすることで自分と向き合うことから逃げてた孤独なローガンが、ローラを守るために少しでも生きようとするとことかさ、これは佐藤優樹と田中れいなの物語ですよ!
実際ローラはまーちゃん並みにやんちゃに暴れまくる


ローガン「俺の愛した人は、みな不幸になる」
ローラ「なら、私は大丈夫ね」


いや、もうエンディングに『ぁまのじゃく』流して!
ウルヴァリンの物語は終わったけど、X-23でシリーズ作って欲しいなぁ
TVシリーズでもいいからさあ
幻の『ジェネレーションX』ドラマ版、今こそ作る時でしょ




無限の住人 主演:木村拓哉









そんな映画『ローガン』を観た直後に『無限の住人』へ
もう、開始10分も経たずに


「おい、テンポ悪いな!!!!」  って劇場飛び出しそうになったぜ…


脚本も悪いしさぁ、なんなんこれ
原作の漫画「無限の住人」は読んだことないんだけどさ
いや、本当に言うたんか?
「俺の背中でよければ貸すぜ」とか、そんなセリフ言うたん!?
そしてあの三味線女が突然戦うのを辞める理由とか意味がわからんのやけど
ほんであの金髪女はちょっとエロかったからもうちょっと活躍させてくれない?


ちな、いま漫画の画像を検索したけど、漫画版では背中の柄は「卍」なのね
世界公開を視野に入れて「万」の方に変えたんかな


あと、福士蒼汰
ほーん、お前がうわさの抱かれたい男No.1の福士くんか
なかなかの男子やん?
と思ったらフォーゼのリーゼントやんけ!
なんかどこかでフォーゼの福士と最近話題の若手俳優の福士は違うっていう謎認識が生まれてたからさ
ほーん、真野ちゃん案件やん?


それから(まだあるんか)
この青髪の坊主、海老蔵っぽいけど、海老蔵ちゃうよなぁ、、、って思ってたら海老蔵ね!
いや、海老蔵をここまでしょうもなく描ける?


ってゆー、もう、そんなツッコミ入れながらしか楽しめない映画で、おはなしは『ローガン』と似てるけど、なんか、暇過ぎた!
静かやし
なんかセリフ喋ってるとき静かやし


拓哉(昔からのファン並みの敬称略)もさ、「めんどくせーなぁ」演技も、それ長瀬くんのほうがうまいんだよなぁ…
チャンバラは、やっぱ剣道やってただけあって、大乱闘シーンもなんかそのへんは気にならないんだけど、セリフ演技となるとな、拓哉の悪いとこ出ちゃってっから!
そんなThis is 拓哉な演技が大好物な私はそのへん全然暇つぶしできるけどもね
「腹減ったな! なんか食ってくか!」
のセリフだけ上手かったよ
これは脚本と拓哉の演技がしっかり噛み合ったシーンね


そして、木村拓哉ファン、ここ見て!
ここ、ここに木村拓哉の全てが詰まってるから!
ってゆーシーンがあって、ヒロインのリンを追って高尾山まで全速で走ってく拓哉なんだけど、土砂降りの雨の中も走るわけよ
で、拓哉は口を大きく開けて、その雨を飲んで喉を潤す


これさぁ、もし脚本だったら、木村拓哉の全てを知ってる奴の犯行だろ!
そしてもしも拓哉のアドリブだったら、、、、、  木村さん、錆びちゃいねぇなって
木村さん、まだまだ研ぎ澄まされたナイフだねって
そんくらい、木村拓哉ファンの方は、もうこのシーンだけ見ればいいよ!
このシーンのGIFアニメだけで次の主演作まで乗り切れるだろ!
木村拓哉のファンじゃない方が見たら、失笑ものかもしれないけど、私は笑わない
だって、これが彼の演技の一番切れてるとこだから


よーこんな映画でドヤ顔で雑誌の表紙飾れたな!とか、いろいろと、文句しか出てこない映画だったんだけどさ
でも、見方を変えると、非常に、この物語と、いまの木村拓哉は重なる部分があるんですよ


主人公は不死身の肉体を持った男で、刀でいくら切られても再生というか、すぐに修復するんですね
だからそれを見せるために、めちゃくちゃ斬られる
多分、血糊の半分以上を木村に使ってるんじゃないかというくらい、戦いのシーンでは常に血まみれ で、常に瀕死
顔中血まみれに、泥まみれにして、木村拓哉がのたうち回る
対する福士蒼汰、美しい
血を流した顔すら、美しい
この対比
それを見ていると、人間・木村拓哉が、かつてのアジアのスターであったアイコン”キムタク”と必死で戦っているように見えるんですよ
もはや地に落ちたイメージを背負いながら、それでも、必死にもがき続ける
その泥臭い木村拓哉の、今まで隠してきた本質の部分が、少しだけ覗ける、その部分は、熱心なファンでなくとも、伝わる人もいるんじゃないかと
木村さんは、そういう人たちを大事に、これから仕事をしていってほしいなと、そう思いましたね




エンディングで曲流れてきて
「おい、この映画に駆り出されたかわいそうなバンド誰よ、マンウィズかなんか?」とか考えてたらMIYAVIだったので
「あ、ミヤビならいーわ」と謎の納得感(三四郎のANNリスナー並みの感想)



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[ 2017/06/02 22:17 ] アイドル | TB(0) | CM(0)
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