ローソンチケットで予約応募したカントリー・ガールズとこぶしファクトリーのイベント『NewFes』に当選したので喜び勇んでチケット受け取ったら恐ろしく後方でした! オペラグラス不可避。
風の噂で聞いたのですが、つばきファクトリーというグループができたそうですね(Na島村)。
それを聴いたとき、あ、これはこぶしファクトリーの対のグループだなと思ったんですが、前述のイベントにもあるとおり、こぶしファクトリーのライバルとしてカントリーが想定されているように考えていたのが、ここにきてもうひとグループ参戦となると、これもうわかんねえな。
イメージとしては娘。9期10期、そしてスマイレージ2期の時代を彷彿させるんですが、あれはグループの一部が小競り合いしていたのが、こっちはグループ同士がぶつかり合う、笑って済ませられない感があります。
アップフロント側の考えがどこにあるのか正確なことはわかりませんが、もしかすると今後のアイドル市場の形態に関する実験のようにも思えるのですね。
おそらく今後、モーニング娘。はもちろん、Berryzや℃-uteのような、定期的にホールコンサートを十年単位で継続させられる規模のグループを育成するのは難しいだろうと。だったらシャッフルユニットのようなもののバージョンアップしたものを複数ストックしておくほうが小回りが利いていいのではないか、とか、そういう考えがあるのかもしれませんね。
個人的には初期スマイレージのように、過去曲をカバーしたりしてくれる可能性が広がったのが嬉しく、期待しております。
つばきファクトリーのメンバーは個人的に気になってた岸本ゆめのっちが選ばれたので、とりまゆめのっち推しで。
じつは密かに段原るる&岸本ゆめののツインボーカルが聴けるユニットができないかなーと思ってただけに、段原るる落選は残念なんですが、段原るるは船木結含むさらなる新ユニットの歌唱隊として温存しているのかもしれませんね、という淡い期待を抱きつつ。
表題の件。
昨日図書館で民俗学の本をパラパラめくってたんですが、「双子の禁忌」について書かれてたんですね。
それに関連してなぜ日本ではノックが2回なのか(海外ではノックをするときは3回叩く)、とかそういうことが習俗などを例に書かれてたんですよ。電話の時になぜ「もしもし」と”もし”を2回続けていうのかとか。
簡単に言うと1回だけ言うのはこの世のものではなく、そのため相手に自分が人間であることを証明するために2回続けていうようになったとか。むかしは街灯なんかなく、暗い山道ですれ違うのが人間なのかそれ以外のかわからなかったので、そういう風習が生まれたとかそういう話だったんですが。
たとえば一つ目小僧とか、一本ダタラとか、ひとつだけの物っていうのが人間ではないものに用いられるのもこういうところからだと。こういった妖怪のたぐいは身体の不具者に対する排除の意識もあったのですけども。
そのときJuice=Juiceのことを思い出したんですよ。
最近、声帯を失ったつんく♂に関する記事を書こうと思って色々考えてたんですが、そのなかで「Juice=Juiceはつんくが最後につけたハロプログループ名」っていうのを触れようと思ったんですね。
結成直後くらいにゆかにゃかりんかが「つんくさんが大阪ではなんでも2回言うからって」Juice=Juiceとつけたという話をしてたんですが、それは大阪の言葉が言語的には古い部分を継承しているからだと思うんですね。そして図らずもそれはJuice=Juiceが魔を祓う力を持ったグループ名となったかもしれない。
それから双子の方ですが、こちらは「ひとつの禁忌」とは逆で、本来一人しか生まないはずの人間がふたりの赤ん坊を産むと、「畜生腹(動物のように複数の子供のを産む女)」というレッテルが貼られたと。だから双子は縁起が悪いとされ、肩身も狭かったということですね。むかしはとにかく生活の苦しい時代でしたから、一度に二人も子供ができると共同体として都合が悪いということもあったとは思うんですけどね。
そしてこぶしファクトリーの双子の妹として生まれてきたつばきファクトリー。
これは、まあ難しいところですよねぇ。
同じ名前を持つ者どうしですから、何かと比べられるし、普通に活動していても潰し合うような構図にしか見られないかもしれませんね。
いまひとつ心配なのは、このふた組が研修生内ユニットであり、インディであるということです。
もしかしたら、ふた組のなかから選抜されたメンバーがさらに「○○ファクトリー」として世に出るとか……?
ないとは思いますが、昨日の今日で双子が現れたので、一応メモ程度に書き残しておきます。
- 関連記事
-