アイドル黙示録 中二ブログ

16ビートとともにあれ

道重Tシャツという聖遺物 文字を書いただけで神になる女



 道重さゆみLの偉大さというのは、卒業公演の日に道重Tシャツを都心で着て歩いても全然恥ずかしくない所まで自分とモーニング娘。のブランド価値を引き上げたことにあるな、とLVを観終わったバルト9で思いに耽っていたのですが、実際に道重Tシャツというものは、アイドルの装置として非常に機能的なものであったと、つくづく思います。



道重Tシャツという聖遺物 文字を書いただけで神になる女




 たとえばハロプロ研修生Tシャツというものがありますね。黄色地に黒のゴチック体(逆もあり)で苗字の書かれた、簡単だけどインパクトのある、研修生の公演スーツと並んで彼女たちのアイコンとなっているもの。とにかくスタッフや客に名前が分かって判別されやすいように、というシンプルな機能性を持ったTシャツです。
 あれもなかなか「どうしろと」というデザインが出発点ですが、研修生個々の輝きによってデザインも「アリ」になった、彼女たち自身がブランディングした品であります。


 研修生Tシャツなんかは買うのに少し躊躇するんですが、もし自分と同じ姓の女の子が研修生になったら、何点か買ってもいいかもなあなんて考えるかもしれません。
 汎用性がなかなか高いので、ちょっとひねってアンジュルムの現場に「和田桜子」のTシャツを着ていけばそれは和田彩花の応援グッズになるし、デザインも簡単なので自分でオリジナル研修生Tシャツを作っている人もちらほら見かけます。特攻服に刺繍を入れるのより断然お手軽にできますしね。



道重Tシャツという聖遺物 文字を書いただけで神になる女



 翻って道重Tシャツ。こちらに限っては全然汎用性がありません。「道重」姓の希少性により、外部から見た道重Tシャツを着ているひとというのは他の誰でもなく、道重さゆみのファンでしかないのですね。着ている人もは言わずもがな、それを見ている人も、間接的に道重さゆみという存在を認識することになります。
 そういった直接的、間接的に一極集中する思念を受けて、道重さゆみはそのアイドル純度を高め、神性を高めてゆきます。そしてふてぶてしく、痛かったTシャツもまた、聖性を帯びてゆくことになります。


 本人にとっても、最初はネタの一環だったのかもしれません。しかしその一筆が彼女を伝説のアイドルへと押し上げ、いまもまだ、その神性は保たれています。
 これは手書きTシャツ時代だからこそ現れた鉄板ネタだったのかもかもしれませんが、今後、このような思想と機能を兼ね備えたTシャツがどれくらい出てくるか、個人的に楽しみです。


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