アイドル黙示録 中二ブログ

16ビートとともにあれ

『明るい暗黒街』 下村千明



大学の図書館を本棚がわりにする生活をしているんですが、
新年度も始まり、学生たちが多くなったので席を確保するのが難しい今日この頃。



なんとなく読んだやつ





上の”デジタルライブラリ”に収録されてるのとおなじ編集だったので
オリジナル版をそのまま写したものだったっぽい(インクのにじみとかそのままのやつ)。
読んだのは「ある私娼との経験」と「明るい暗黒街」の二篇。
旧仮名だったけど短編なので息切れせずおもしろくよめた。



■ある私娼との経験
まあなんか落語みたいなお話ですね。
この時代の物語に出てくる「カフェーの女給」っていう仕事は
今で言うところの「メイド喫茶」的な位置なんでしょうか。
若さを持て余した女性がなんとなくカッコのつくバイト的な。


■明るい暗黒街
これはルポものですかね。どこまで本当かわかりませんが。
歓楽街のホテルで歌とダンスと肉体を売る女性とそれに群がる男、
混血児だが、片親が故に愚連隊となったケンカっぱやい男たち、
恵まれた肉体で春を売り歩く、混血、もしくは生粋の白人女、とか。
なんとなく現代でも当てはまる構図が興味深かった。





あと江戸川乱歩の全集から少年探偵団ものをひとつだけでも
読もうかなと思ったんですが、体力が持たなそうだったので、
乱歩作品に関する評論的な本をパラパラ見てたらちょっと面白かった。
『盲獣』についてのエピソードで、
かれはこの作品についてはあまり気に入ってなかったらしく、
書き上げてからも長いこと読み返すことはなかったそうですが、
再収録かなんかするときに読み返したら「変態すぎるやんけ!」と
一人ツッコミしたってのが面白いと思いました。
『盲獣』はたしかに変態的ですが、すごくテンポもいいし、
殺しと死体を晒すバリエーションが凝ってるので個人的には大好きです。



というかんじで、最近は長編を読む気力も体力もないのでどうしたもんかなと思います。
短編でも目次を見て50ページ以上あると躊躇してしまう。

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[ 2014/04/13 03:16 ] イロイロ | TB(0) | CM(0)
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