そんなわけで、つばきファクトリーのリリイベに行ってきたのである
つばきファクトリー『就活センセーション/他2曲』リリイべ @ららぽーと新三郷 2017.05.21
http://jc02.blog111.fc2.com/blog-entry-5508.html
このまま行くと、℃-uteちゃんラストコンサートのオープニングアクトでサンライズジャンプやって、さいたまスーパーアリーナ揺れちゃいそう
ド直球に盛り上がるトリック満載の曲『初恋サンライズ』だけど、おみずこと小野瑞歩cのソロライン「きみの愛に触れたい♪」がほかのメンバーのパートと比べて極端に完成されてるんですよね
つばきファクトリーのメンバーはまだまだ声が不安定なところがあるんだけど、おみずはめちゃくちゃ安定して声が出てるし、歌詞が聞き取りやすい

つばきファクトリー『初恋サンライズ』
https://youtu.be/slXI0APjhyY
上記リリイベ、すべての回のラスト曲はモーニング娘。'16の『泡沫サタデーナイト』だったんですけども、そこでおみずはDJパートを担当
「はいはーい、そこの兄ちゃん姉ちゃん!」って、もとの鈴木香音verとは違った感じで、同じ言葉を使っても違和感はあるけど、おみずはしっかりと言葉が聞き取れるのですごいなと
多分他のメンバーだとうまく聞き取れずに「まあとりあえずタイミング合わせて”え~”つっとくか」ってなっただろうけど、おみずはしっかり(新曲の)アナウンスの役目を果たしてた
そういうのもあって、なんか、おみずのなかに、鈴木香音の面影が見えたんですよね
鈴木香音の後継としては13期・横山玲奈のほうが注目されがちだとは思うけれど
ちなみにおみずのメンバーカラーはエメラルド、そして憧れの先輩が佐藤優樹
鈴木香音×佐藤優樹という、非常にニッチな、通好みなハイブリッドが小野瑞歩なんですよ
その歌声とパフォーマンスを期待されながら、5期メンバーの卒業と新メンバーの未熟さから逆説的に展開されることとなったEDM&フォーメーションダンス路線で埋もれてしまった鈴木香音
皮肉にも、声帯を失い、総合プロデューサーを辞任したつんくは、その肉体性を探るように再びファンク路線に回帰し始めたが、鈴木香音は時同じくして新たな夢に向かって歩み始める
そして彼女は、『THE VISION』と『泡沫サタデーナイト』で譜久村体制のモーニング娘。に華を持たせ、笑顔で去っていった

モーニング娘。'16『Tokyoという片隅』
https://youtu.be/-Hu2tn-Ylgo
しかし小野瑞歩は、全くの未経験で加入してきた鈴木香音とは違い(当時はそれが普通だった)、ハロプロ研修生として基礎体力をつけてつばきファクトリーに加入した
「きいて わたし、本当はもっとすごいのよ…」
そう歌った鈴木香音の、その先を見ることはもう叶わないけれど、小野瑞歩を通して、鈴木香音の芸能活動のifを見ることが出来るかも知れない
そのなかで、小野瑞歩は一個の小野瑞歩としての輝きを放つだろう
そのときこそ、9期によって引き起こされた”黙示録”後の世界が始まるんだ