SMAP三色旗でおなじみのデザイナー佐藤可士和氏がユニクロのロゴリニューアルを
任されたときに驚いたのは、企業の顔であるコーポレートカラーに規定がなく
「なんとなく、この赤」みたいな指定しかされていなかったことだそう。
日本でもおなじみの世界的なブランド企業はいったいどんな進化を経てきたのでしょうか。

先日、Tモバイルを買収した米通信大手のAT&T。
真ん中のNTTっぽいシングルもいいけど、ネット時代っぽさをイメージさせるアイコンを追加。

「向こうのユニクロ」GAP。
イメージカラーの青のスクエアを残しつつ、文字の視認性が高くなっています。

先日「指までおいしい!」のコピーが『不謹慎』で「うめー!」になったケンタ。
カーネルおじさんをスクエアに置き、下に企業名の構成は
シェパード・フェアリーのOBEYとクリソツ。コンパクトになりました。

放送局NBCのロゴはいろんな吸収合併などを経てNBCユニバーサルグループのロゴに統一。
「NBCU」って読んじゃいそう。

もともと学生が考えたマーク、スウォッシュ。
もはや浸透しすぎて「NIKE」の文字は不要に。
apple社もそうですが、シンボルマークのみの企業はすごく強い。
そして信者もすごい。

ペプシコーラも時代に乗ってシンプルに。
この最初から負け戦感が最高にペプシ。

スタバもシンプル&エコの潮流に乗って一色刷りへ。変更時はすごい叩かれた。
実際ダサくなった。スタバをスタバたらしめていたものをなくした感じ。

安売りスーパーのウォルマート。日本では西友と提携しています。
最新ロゴはweb2.0きたで!って感じです。
CBSつえええええええええええええええええ!!!最初から必要最小限の要素でつくってあるロゴは強いです。
これ、実際にillustratorなんかでトレースしてみるとわかるんですけど、
外側の円とその半分の径の円(黒目の部分)だけでトレースできる。
良デザインのお手本のようなシンボルマーク。
ある種、脅迫的というか、呪術的ななにかを感じます。
それはナチスのカギ十字が、日の丸があたえるイメージと同じ力かもしれません。
対称的な図形は安定感があり、ひとの印象に残りやすいのです。